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TMS治療

TMS治療(経頭蓋磁気刺激法)とは

TMS(経頭蓋磁気刺激法)とは、前頭前野領域にコイルをあて磁気によるピンポイントでのスポット刺激を行う治療です。

この刺激で、脳に直接アプローチしてシナプスの働きを活性化します。
この治療により

・脳血流のバランスを整え、脳機能の調整
・集中力・思考力・意欲などの向上
・食欲の改善
・睡眠の質の改善
・疲労感の改善

に期待ができます。
また、うつだけでなくコロナ後遺症にも効果が期待できます。

副作用が少なく安全性が高いのが特長で、下記のような症状が見られる方にオススメの治療法です。

向精神薬の服用に抵抗感がある
薬を飲んでいるけどなかなか治らない
できる限り早く治したい
薬の副作用が強くて服用継続が難しい
副作用による性機能障害に悩まされている
電気けいれん療法（ETC）が怖い
授乳中もしくは妊娠を考えている女性
長年飲み続けている薬をやめたい

治療期間も3～6週間程度と短く、これまで薬物療法で改善がみられなかった方にもその効果が示されています。
麻酔などの処置がなく、1回6分の磁気刺激の間ほとんどリラックスした状態で治療を受けられます。※磁気刺激の感じ方には個人差がございます。初回に出力を設定いたしますので無理のない出力で治療が可能です。

TMS療法は、2022年12月にTMS治療がコロナ後遺症に有効性を発揮するデータが論文を通じてレポートされました。
論文で用いられたTMSと同じデンマーク製TMSを高輪クリニック京都では使用しています。
扁桃体の過活動を抑制・ソワソワ・イライラの改善・気分の落ち込みの改善などの効果も、この機器には認められています。